協和ニュース

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2019.1.22 研修会・講習会 「ドローンの活用」におけるシンポジウムに参加

連日の大雪で除雪に追われる毎日でしたが、やっと落ち着いてきました。
暦も大寒となり、寒い日もまだまだこれからとなります。

今日は旭川で開催されたドローンのシンポジウムに参加しました。

「ここまで進んだドローンの活用そしてこれから・・・」とだいしてドローンにスポットを当て、ドローンを活かした調査研究の取り組みや、土木建設、農業分野でのドローンの活用に関わる現状について聴講してまいりました。

旭川でドローンといえば有限会社レイブプロジェクトの代表 請川博一さん。革新的な映像で空撮業界に名をはせる請川さんはテレビ番組でも特集される日本を代表するドローンパイロットです。

今日は基調講演として請川さんのお話を聞くことができました。

旭川を拠点に活動しているとはいえ、年に300日は撮影を行っているとのこと。ラジコンヘリの時代から30年以上のキャリアを持つ請川産のモットーはとにかく安全を確保すること。そのうえで、機体の性能とパイロットの技術で何ができるかを考える仕事だと話されていました。

そのほか、興味深い公演を多数聞くことができました。

  • 北海道で数年おきに発生している大規模な岩盤崩壊についての研究についての話や、ドローンを活用した調査研究の現状など
  • 政府が提唱するソサエティー5.0(Society 5.0)という超スマート社会の実現を目指すためどのようにドローンがどのようにかかわってくるのか
  • 農業分野におけるドローンの活用事例として、農園の農薬散布をはじめ、育成状況などの調査といったリモートセンシングや害獣調査。農業以外でもダムなどの高解像度撮影によるインフラ点検、救難救助におけるドローンの活用や、ドローンをはじめ AI技術や画像認証などの最新テクノロジーを駆使して競い合う山岳救難救助のコンテストの話など

非常に興味深い話を沢山聞くことができました。

世界シェアが8割ともいわれる中国のドローンの会社、DJIが最近発表した小型ドローンMavic2 Enterprise Dualには通常のカメラと熱画像カメラが搭載されてます。請川さんが休憩時間に説明されてました。

ドローンの性能も用途も今後もどんどん進化していくとのこと。

イベント 技術者交流フォーラム事業(第34回) in 旭川
主催 国土交通省北海道開発局旭川開発建設部、土木研究所寒地土木研究所
場所 トーヨーホテル

さて、トーヨーホテルの横にある旭川市の7条緑道は今年も冬のライトアップがされています。もうご覧になりましたか?