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2018.2.7 研修会・講習会 北海道測量技術講演会へ参加しました

国土交通省国土地理院主催の札幌第1合同庁舎で開催された第15回北海道測量技術講演会へ参加しました。

テーマは

G空間社会の実現に向けた国及び道内における先端的取組

政府や自治体の取り組み、建設関連や、農業分野についてG空間社会の実現のための様々な取り込みや実際の事例聞くことができました。

講演内容
『G空間社会の実現に向けた政府の取組』
『北海道におけるICT・ドローン等活用の取組』
『北海道における地理空間情報を活用したICT農業の取組』
『室蘭市におけるオープンデータの取組』

G空間情報(地理空間情報)とは、平成19年に「地理空間情報活用推進基本法」が施工され、地理情報システム(GIS)やみちびきなどの衛星測位の利用推進、情報の整備や提供などを総合的に実施していくものです。

災害に対して、防災、減災のための機能や、自動運転などによる交通や物流や農業機械の自動運転のシステム、多様な暮らしを支える身近な地図情報の提供など、G空間社会は様々な分野に関連しています。

建設関連業界でも、i-ContractionやICT技術の活用など、G空間社会は重要なテーマだと思います。

最後に室蘭市のオープンデータの取り組みについて聞くことができました。

オープンデータというのは、PCなどで利用しやすいデータにして公開することで、二次利用を可能にしたルールのデータのことです。総務省では公共のデータの活用推進をしています。
旭川市でもオープンデータとして様々なデータを公開していますが、室蘭市ではGISのデータとしてWebで公開しています。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスをご存知ですか?

少々余談ですが、今回の室蘭市で取り組み、オープンデータでの二次利用が可能という意味でつかわれているルールに「CCライセンス(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)」が明記されています。

CCライセンスはインターネット時代用に新たに作られた著作権ルールで、「条件を守れば範囲内で自由に利用していいですよ」という意思表示のマークです。

さらに、著作権などの権利を放棄したり、保護期間の切れたものをパブリックドメインと言って、誰でも自由に利用できることを指す言葉もあります。

ただ、著作権やライセンスは解釈が難しく、自由という解釈も様々です。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは

関連リンク

内閣官房 - 地理空間情報活用推進会議
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/sokuitiri/

G空間情報センター
https://www.geospatial.jp/gp_front/

北海道大学 農学研究院 ビークルロボティクス研究室 - VeBots
http://vebots.bpe.agr.hokudai.ac.jp/

i-Snow(除雪現場の省力化による生産性・安全性の向上に関する取組プラットフォーム)
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/jg/gijyutu/splaat0000010dmm.html

室蘭市 - 企画財政部ICT推進課
http://www.city.muroran.lg.jp/main/org2260/odlib.php

総務省 - オープンデータ戦略の推進
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/opendata/index.html

むろらんオープンデータ
http://library-muroran.opendata.arcgis.com/